RSレーシングのエンジンは、基本的にカレラ2と何ら変わりないが、ピストンやコンロッド等、多くのパーツの中からマッチングの良いパーツを選び出し、誤差3%以内のバランスを達成して組み上げ、ROMセッティングの変更により、約15PSのパワーアップを果たしている。
それに加え、フライホイールは軽量化され、クラッチディスクやプレッシャープレート、レリーズベアリングもカレラ2とは、全く別物に変更されている。
これにより、実際は15PSとは思えないほどにエンジンの吹け上がりが素晴らしく、パワフルで別物のエンジンに仕上がっている。
ミッションもカレラ2と同じ5速だが、シンクロは強度のあるスチール製が採用されている。
LSDも標準装備され、加速時が40%、減速時が100%というポルシェ独特の設定。
これはドリフトコントロールをするためではなく、ブレーキング時やコーナーリング時にアクセルを戻しても、急激なアンダーステアに陥らないようなセッティングになっている。
ギアリングは、計算上6,800rpmで73、124、167、209、275km/hに達する。
現在となっては、たった265PSという非力なものだが、ROMセッティングの再度の見直しもあり、数値に左右されない魅力的で、素晴らしいエンジンになっている。
空冷OHCフラット6エンジンが、どうしてこんなに気持ちよく回るのか信じられない。
まさにポルシェマジックだと感じる。
|
|
マフラーを交換すると同時に、ヒーター用ブロアファンとダクトを取り外した。
すっきりとしたエンジンルームになった。
|
|
購入時、走行距離は16000Km
オイル漏れはほとんどなく、かなり程度の良いエンジンである。
|
|
基本的にカレラ2と同じだが、ギア比とシンクロが変更、LSDも装備され、よりハードな走りに向いた仕様になっている。
|
|
ROMは、カップ用をベースにアイドリング近辺を補正している。
フルエキとのマッティングも良いようだ。
|
インテリア マフラー |
|
|