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イギリスが誇るライトウエイトスポーツ ロータス エキシージS
964RSとは違うカテゴリーの車になるが、その違いを感じながら、自分好みのマシンに仕上げていく過程を日記として紹介!
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2014年8月31日
3ヶ月程前に運転させていただいたことのあるエキシージMK-1だが、今回サスペンションとタイヤを交換し、車高とアライメントをリセッティングされたので、再度運転させていただくことになった。
過去の日記→エキシージ MK-1
実は2月程前にもサスペンションを交換しただけの状態で運転させていただいたことがあるのだが、その時の印象は残念ながらオリジナルの時よりも扱いにくいものであった。
オリジナルの時に、うまくバランスしていたものが崩れてしまった感じで、ステアリングの反応は予想以上にシャープになり、ブレーキを引きずりながらコーナーへアプローチするとリアがスライドしそうになる。
逆にコーナー手前できっちり減速してからのアプローチだと、アンダーステアが出てうまく向きが変わらないため、フロントのグリップが戻るのを待ってからアクセルを踏まなけばならない。
しかも減速帯のあるコーナーでは、ブレーキングからアプローチ、そして立ち上がりにおいてもフロントタイヤは路面を追従してくれず、あきらかにタイヤがサスペンションに負けている感じであった。
これではコーナーでの自由度が少なすぎて、とっさの時に対応しきれない。
ちなみにその時のタイヤは、ハイグリップで定評のあるアドバン ネオバAD08Rだったのだが、それでもそのような状態になるということは、車重が軽すぎてうまく荷重が乗らず、タイヤの性能が発揮できるところまで、つぶれきってくれなかったのではないだろうか?
その時は、「まずタイヤの空気圧を減らしてみて、それでもダメならタイヤを交換するしかないでしょ」と、アドバイスさせていただいた。
それから2ヶ月、結局タイヤをアドバンA050Mへと交換し、車高とアライメントの見直し、エンジンもより下の回転からトルクが出るように、行き付けのショップさんと試行錯誤を繰り返したそうだ。
その甲斐あって、今回の乗り味は痛快そのものだった!
あれほどシャープだったステアリング特性は良い感じにマイルドになり、ステアリングを切れば切っただけ車体が反応してくれる。
凸凹での追従性も抜群で、前回感じたネガな部分は全て消えて、とんでもないオーバースピードで進入しなければ、思い通りにコントロールできそうだ。
エンジンもトルクバンドが広くなり、前回に比べるとかなり扱いやすくなっている。
オーナーさんの熱意とそれに応えてくれたショップさんの努力に敬意を払いたい。
ちなみにそのショップさん→Quick Steer
ロータスがこのエキシージ MK-1を世に送り出す前に、スポーツエリーゼというレーシングカーを作ったのだが、こんな感じのハンドリングだったのかなと思いをめぐらせる経験となった。
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ノーマルだった時よりも車高が下がり、見た目もかなり良くなった。
私のエキシージSより130Kgも軽いだけあって、その走りは痛快そのものである。
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エンジンはロータスによって最高出力190ps、最大トルク17.4Kgmまでにチューニングされたローバー18K4Fが搭載されている。
高回転までストレスなく吹けるので今のエンジンにはない気持ちの良さを感じる。
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