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イギリスが誇るライトウエイトスポーツ ロータス エキシージS

964RSとは違うカテゴリーの車になるが、その違いを感じながら、自分好みのマシンに仕上げていく過程を日記として紹介!

    エキシージ MK-1

2014年5月25日

今日も早朝から伊豆スカイラインへ・・・

亀石パーキングでまったりしていると、ブルーのエキシージが登場。
2000年にデビューした限定生産647台のエキシージ MK-1である。

当時、最強のロードゴーイング・レーサーと呼ばれたマシンで、今でも根強い人気を誇っている。

私のエキシージSより130Kgも軽い車体に、190psまでチューニングされたローバーKユニットが搭載されている。

まさに公道を走れるレーシングカーである。

今回、そんな希少なマシンを運転させていただくことになった。

オーナーさんに感謝である。

ここからは、私のエキシージSとの比較になるのだが、まず最初に気付いたのはクラッチの柔軟さとシフトストロークの短さである。

クラッチの踏力は意外に軽く、操作性は素直でペダルをミートすると、エンジンストールすることなく車体は普通に動き出した。

シフトのタッチはエキシージSの半分くらいのストロークでコキコキと気持ち良く決まる。

エンジンは7,500rpmを上限に早目のシフトアップを心がけたのだが、「カーン!」と甲高いエキゾーストサウンドを響かせて、7,500rpmまでストレスなく回る。

クラシックなレーシングエンジのようだ。

さすがにエキシージSのようなスーパーチャージャー特有のトルク感はないが、それでも車体をぐいぐい加速させていく。

ほんとうに気持ちいい!

そこからコーナーに向けてブレーキングを開始するのだが、アシストがないため、踏力に応じたダイレクトなタッチで、車体を減速させてくれる。

オーナーさんは、アシスト付の車に慣れてしまっているせいか、初期タッチの甘さに不満を持たれていたが、私はこの初期の甘さと踏めば踏むだけ効くダイレクト感が素晴らしいと感じてしまった。

ハンドリングは基本的にはエキシージSに近いのだが、エキシージSよりもリアの安定感があることに驚かされた。
(おそらく重心の違い?)

ただリアの安定感に比べると、フロントの安定感は乏しく、ゆっくりだが大きく動くため、荷重を乗せてあげないとステアリングの舵が効かないのである。

またコーナリング中に凸凹に乗ると、グニョグニョとフロントサスペンションが逃げてアンダーステア傾向が強くなる。

ブレーキを強めに残した状態でコーナーに入って、荷重を乗せた状態でステアリングを切れば、驚くほど向きが変わるので、その後アクセル全開で脱出するイメージで走ることを要求されてしまう。

これだけリアが安定しているのだから、フロントを中心に手を加えれば、もっと安定したコーナーリングが楽しめるようになるだろう。

現在、サスペンションはフロント/リア共にオリジナルの状態であるが、近いうちに社外品に交換される予定だそうだ。

このエキシージが今後どう変わっていくのか楽しみである。

エキシージ MK-1
車重800Kgの車体に、最高出力190ps、最大トルク17.4KgmまでにチューニングされたローバーKユニットが搭載されている。
まさに公道を走れるレーシングカーである。

3世代揃った。
左は現行モデルのエキシージS V6 3.5L、中央は2011年まで製造されていた私のエキシージS MK-2、右は2000年に限定生産されたエキシージ MK-1である。

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