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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2020年10月4日
ハードに走行した後にゴトゴトと異音が出るようになっていた純正LSDをクワイフLSDに交換し、初めて本気で走ってみたので、今回はそのインプレッションである。
まず日常での使い勝手だが、ゴトゴト音やタイヤの引き摺りは一切ないため、普通に走らせることができる。
純正LSDではバックする時や坂を下っている時にゴトゴト音や引っ掛かる感じがあったため、そのような状況であっても違和感のないクワイフLSDでは少し物足りなさを感じてしまうが、濡れた路面であれば、ステアリングを切り込んで少しパワーをかけるだけで、テールスライドしてくれることから、LSDはそこそこ効きていることが分かる。
純正LSDはブレーキング時にリアを安定させスピンしにくくなるように減速側のロック率が高く設定されているのだが、これを減速側のロック率も低いクワイフLSDにすることによって、リアの安定感を減らせれば、もっと面白くなるのではないかというのが今回の思惑である。
実際にハードに走ってみると、フルブレーキからのアプローチにはあまり大きな違いを感じないのだが、コーナーリングしている最中にアクセルを少し戻すと、これまで以上にフロントがインに向いてくいく傾向が強くなり、S字コーナーでの切り返しが素早くなったように感じる。
実はもっと劇的に変化してくれるものと期待していたのだが、少しの違いしか感じられなかったのがちょっと残念である。
ただ少しの違いしか感じられなかったということは、純正LSDとほぼ同じような特性でありながら、ゴトゴト音がしなくなったということで、結果的には良かったかなと納得はしている。
ちなみに低速コーナーからのフル加速ではクワイフLSDの方が純正LSDよりも強く効いているように感じられ、エンジンパワーが少し食われているように思えるため、これからサスペンションの設定やタイヤの銘柄を変えてみて、ベストなセッティングを見つけたいと思っている。
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左がプレートタイプの純正LSD、右が強化ヘリカルタイプのクワイフLSDである。
リングギアは純正LSDから入れ換え、サイドベアリングは新品に交換した。
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通常、デフ交換する場合はシムプレートによるクリアランス調整が必要なため、ミッションを降ろさないといけないのだが、降ろさずに調整できるように治具を作製した。
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