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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2020年3月22日
今年初めての伊豆スカイラインである。
昨年10月の台風で寸断されていた十国峠は、午前7時からであれば片側交互通行ができるようになったため、その時間を目指して十国峠へと向かうが、箱根新道も十国峠も車が多く、のんびりドライブである。
もっと早い時間から海沿いへ廻り、熱海から上がれば良かったと後悔したが、伊豆スカイラインに入ってからは気持ち良く走ることができた。
約3年半ぶりにアドバン A050 Mを履いたのだが、結論から言うと「A050 Mってこんなに凄かったっけ?」と感じることになった。
A050 Mに交換したのはピレリ P ZERO TROFEO Rが期待通りでなかったためだが、A052との違いを再度確認してみたかったのも理由の一つである。
A050 MからA052に履き替えた当初は、そのグリップ力の高さとハンドリングの素晴らしさから、もはや公道では競技用Sタイヤは必要ないと思えるほど十分に満足できるものであった。
ところが今回、A050 Mを試した結果、改めてその凄さに衝撃を受けてしまった。
とにかくグリップ力の高さと安心感が半端ないのだ。
フルブレーキからターンイン、コーナリング中のコントロール性、立ち上がりでのフル加速と、どれを取っても自由自在で、手足のように車が動くのである。
TROFEO Rの時にあったフロントの接地感の無さは改善され、どのような状況でもフロントタイヤからのインフォメーションが伝わってくるのである。
もちろんリアタイヤも同じく、トラクションのコントロールが容易にできる。
アライメントを変更したのも正解だったようで、追走していただいた方から「964の脚、変えました?」と聞かれるくらい後ろから見ていて、コーナーリングの挙動が滑らかだったそうだ。
TROFEO Rによって964RSへの信頼感が失われかけていたのだが、A050 Mによって取り戻すことができた。
ここまで気持ち良く走ることができると、公道では競技用Sタイヤの必要はないかもしれないと思ったことを、誤りだったと認めざるを得ない。
やっぱり規格に制限のあるハイグリップスポーツタイヤでは、競技用Sタイヤには敵わないのだと再確認させられた。
私の964RSのショックアブソーバーは、そもそも競技用Sタイヤを使う前提でセットアップしてあるので、当然なのかもしれないが、今回のA050 Mへの交換は正解であった。
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