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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2016年9月21日
10年以上前の話になるが、当時はレカロのフルバケットシートといえばSP-Gが主流で、その並行輸入品が驚くほど安い価格で販売されていた。
その後、正規ディーラーであるレカロジャパンからRS-GやTS-Gが発売されるようになると、並行輸入のSP-Gは入ってこなくなり、正規ディーラーのSP-GはSP-G2、SP-G3KKへとモデルチェンジしてしまった。
どういった理由で、並行輸入品が入ってこなくなったのかは分からないが、その当時のSP-Gはベロアと呼ばれる生地が使われており、現行のカムイと呼ばれるスエード風の高級感ある生地に比べると、良い意味でクラシカルで実戦的な雰囲気を醸し出していた。
964RSを購入した直後、純正バケットシートではホールド性に不満があったため、その並行輸入のSP-Gに交換して使っていたのだが、SP-G2がSP-G3KKにモデルチェンジした頃、どうしてもベロア生地の旧SP-Gが欲しいという方からの要望に応えて手放してしまったのだ。
その代わりに正規ディーラー品であるSP-G3KKを使っていたのだが、カーペットも快適装備も何もない964RSに、カムイ生地では高級感があり過ぎるように感じていた。
しかも964RSよりも14年も新しい997GT3でさえ、シートはSP-Gと同じようなベロア生地が使われているため、見比べてしまうとSP-G3KKへの違和感が増してくるのである。
いつかはベロア生地のSP-Gに戻したいと思い、いろいろと探してはいたものの、程度の良い物は見つからず半分諦めていた。
ところが先日、930Turboに乗られるお客さまから、その930Turboに装着されていた旧SP-Gを譲っていただけることになった。
しかも新品のように綺麗なシートである。 (ちなみに930Turboはリクライニングタイプに変更した。)
早速、SP-G3KKからSP-Gへ交換したのだが、やはりレーシングカーのような内装も快適装備もない車には、ベロア生地のSP-Gが良く似合う。
シートが変わると、それに合わせてステアリングもクラシックなデザインにしてみたくなった。
以前のようにMOMO78や、定番のMOMO07に戻してみるか・・・
いろいろ考えた結果、今回はMOMOプロトティーポを使ってみることにした。
その理由は、40年以上販売され続けている飽きのこないデザインと、白いステッチがクラシックぽく、良い雰囲気を醸し出していること。
それとちょっとミーハーなのだが、あの有名なシンガー ポルシェにも使われているのを見て、真似てようと思ったからである(笑)
念願だったシートの交換はもちろん、ステアリングの交換も気分を変えるにはもってこいである。
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SP-G3KK
カムイと呼ばれる厚みのあるスエード風の生地に、シルバーの2本ステッチが強調されているため、高級感があり過ぎるように感じていた。
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SP-G
ベロアと呼ばれる滑らかな光沢のある生地で、カムイに比べると毛玉ができやすいのが欠点なのだが、この実戦的でクラシカルな風合いは魅力的である。
ちなみに私の997GT3の純正シートも同じようなベロア生地が使われている。
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MOMOプロトティーポ
1973年から販売されているMOMOの代表モデルで、丸穴の3本スポークに、白いステッチと少し太めの握り心地が、スポーツステアリングらしい雰囲気を醸し出している。
ちなみに、あの有名なシンガーポルシェにも使われている名品である。
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