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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2015年4月24日
964RSのクラッチはペダルが重く発進に気を使うと思われている方が多いのだが、実際にはカレラ2/4と同じ軽さで普通に半クラッチが使える。
おそらく重くて半クラッチが使いにくいという噂は、激しい走り方によって焼きが入ってしまったクラッチの車に乗った方の感想が広まったのだろう。
RSに限らずカレラ2/4やTurboでも、クラッチ本体やペダルに何らかのトラブルをかかえている車はかなり多い。
私の964RSも発進時にクラッチペダルを少しずつミートしていくと半クラッチにならずに、ドン!といきなり繋がる症状が出だした。
クラッチ本体は車を購入した直後に交換しているのだが、それから30,000Kmほど走っている。
しかし渋滞での走行はないし、かなり丁寧に操作しているつもりなので本体が原因の可能性は低いという判断から、ペダル側にあるクラッチマスターシリンダーを交換してみることにした。
クラッチマスターシリンダーは注射器と同じような構造で、フルードをクラッチ側にあるレリーズシリンダーへ送り、その力でクラッチのレバーを動かす仕組みになっている。
当然、注射器なので内部にはピストンがあるのだが、そのピストンが経年劣化によってスムーズに動かなくなると、そういった症状が出るのである。
交換した結果、以前のようにスムーズに発進できるようになったので、これでまた以前のように不安なく楽しめそうだ。
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クラッチマスターシリンダーはクラッチペダルからリンクを介して、ブレーキペダルとアクセルペダルの間に取付けられている。
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クラッチマスターシリンダーを外した状態。
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上が新車時から使われていたマススターシリンダーで下が新品である。
ブーツの中がピストンになっているのだが、外したシリンダーは動きがかなり渋くなっていた。
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新品に交換完了。
ひっかかり感がなくなり、スムーズに発進できるようになった。
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