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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2011年11月11日
ブレーキパッドの慣らしも終え、2回ほど走りに行ったのだが、結局、鳴きがは消えず、初期制動も納得できるレベルではなかった。
しかも、ペダルを奥まで踏み込むと、急激に制動が立ち上がり、ABSが作動しそうになる。
走りを楽しむレベルではない。
仕方なく、ブレーキローターを交換することに決めた。
社外のフローティングローターも、選択肢にはあったのだが、今回はテストも兼ねて、ドイツのSEBROというメーカーのブレーキローターを使うことにした。
このSEBRO社だが、ポルシェ社にブレーキローターをOEM供給しているメーカーなので、信頼性は高い。
ブレーキローターは、炭素(カーボン)と鉄の合金である鋳鉄で出来ているのだが、その配合率によって特性が変わってくる。
単純に、カーボン含有率が高いほど、高温時での耐久性は高くなるのだが、低温時では制動があまくなってしまい、高温時でないと制動しなくなってくるのである。
このような特性をふまえた上で、ブレーキメーカーは、素材の質や配合率を変えて、各自動車メーカーからの要望に応えている。
実際、ポルシェのブレーキローターは、冷温時から高温時まで、安定した制動力とコントロール性を重視した味付けがなされてる。
そのため、高温時での耐久性は高いとはいえず、国産車とは比べものにならないくらい減る。
純正パッドでも、驚くほど減るのだから、社外のレーシングパッドを使用すると、パッド交換時には、ローターも同時に交換しなければならないような状態になってしまう。
そのような理由からか?
SEBROの市販ローターは、純正ローターに比べて、カーボン含有率を増やしている。
これは、純正パッド以外のパッドでも、幅広く適応できるよう考慮されているのかもしれない。
まだ交換しただけなので、どのようなフィーリングになるのか?
結果は、後日報告させていただくことにする。
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SEBRO社のブレーキローター
ポルシェ社にOEM供給しているドイツメーカーなので信頼性は高い。
市販品は純正品よりも、カーボン含有率が高いのが特徴だ。
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左が焼きの入った純正ブレーキローター、右がSEBRO社の新品ブレーキローター
かなりハードに使ったので、ジャダーも激しくなっていた。
丁度良い交換時期だったのかも・・・
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