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一緒に走ったり、試乗させていただいた車や、プロデュースさせていただいた車を紹介

また長年走ってきた経験から、ムラポの持論も公開している

    DS3 パフォーマンス その2

2017年7月20日

今年の1月に購入したDS3 パフォーマンス。
3月からは週末の伊豆スカイラインまでのドライブに度々使っているのだが、やはり想像していた通り、これぞフランスホットハッチといえる楽しさを味あわせてくれている。

剛性感のあるボディに208psのエンジン、専用セッティングでローダウンされたサスペンションと強力なブレーキは絶妙なバランスで機能し、タイトなコーナーの続くワインディングロードでは自由自在に操れる楽しさがある。

以前、270psのプジョーRCZ Rに乗っていたことがあり、その時も楽しかったのだが、DS3はそれ以上にクイックに思い通りに動いてくれる。

直線での速さではRCZ Rに敵わないが、コーナーリングでの楽しさはDS3に軍配が上がる。

車重がRCZ Rよりも130Kgも軽いのだから当然かもしれないが、RCZ Rとは全く違ったセッティングが施されている。

RCZ Rではダンパーがゆっくりと大きく動いている感じが強く、ピッチングやロール量はDS3に比べると大きかったため、急なブレーキングやステアリングで操作は避けて、車の挙動と相談しながら丁寧に走らせる必要があった。

ところがDS3はピッチングやロール量が少なく、少々ラフなブレーキングやステアリング操作を行っても挙動の乱れは感じられない。
それどころか想定したラインに思い通りに乗せていくことができるのである。

2012年に販売されたDS3 レーシングには装着されていなかったLSDも、今回のパフォーマンスではトルセン式ではあるが装着されているため、コーナーの立ち上がりでホイールスピンすることなくスムーズなダッシュをみせてくれる。

またRCZ Rでは横滑り防止機能をONのまま走ってもあまり作動することはなく、OFFにする必要がないくらいのトラクション重視なセッティングであったのだが、DS3ではONのままでは作動しすぎて、OFFにしないと前に進まないほどのアグレッシブなセッティングになっている。

まさに昔のFFが正常進化するとこうなるのだ思わせる車である。

これほど楽しく走れるDS3なのだが、それでも不満に感じるところがいくつかあったので改善することにした。

まず一つ目はシートとポジションである。
見た目にはホールド性の良さそうな形状をしているのだが、私の体格には大きすぎて満足のいくホールド性を発揮してしてくれないのである。
これは一度走りに行った後にすぐにシート交換を決めてしまったほどで、ポジションも含めて自分の体格にマッチさせる必要性を感じたのである。

そこで今回は定番のレカロではなく、ラリーカーのイメージが濃いスパルコを選択、またペダルレイアウトも見直しヒール&トゥをやりやすくするためにアクセルペダルを交換することにした。

そしてもう一つ気になったのがタイヤである。
標準で装着されているタイヤはミシュラン パイロットスーパースポーツなので、フラットな路面でのグリップ力に不満はないのだが、205/40-18という特殊なサイズでハイトが薄いためなのか、路面の比較的大きな凸凹に乗ると、衝撃を吸収しきれなくなり、いきなりアンダーステアが出たり、オーバーステアが出たりとピーキーな動きをするのである。

そこでホイールを17インチにダウンしてタイヤのハイトを厚くしてみたくなった。
17インチ化することのメリットはそれだけではなく、18インチではミシュラン パイロットスーパースポーツしかなかった選択肢が、ほとんどのスポーツタイヤを選ぶことができるようになるのである。

ただフロントには大型のブレーキキャリパーが装着されているため、17インチ化する場合に選択できるホイールのデーターがあまりない。

いろいろ調べてみた結果、ホイールはOZレーシング スーパーツーリズモ-LMがマッチすることがわかった。
OZレーシングは私の好きなブランドの一つなので理想的なのだが、メーカーに問い合わせると国内販売予定なしとの返事が・・・。
そこであちこちに聞いてみたところ、在庫を持っているショップさんを見つけ、なんとか手に入れることができた。
次にタイヤなのだが、今回はグリップ力とコントロール性に定評のあるポテンザ RE-71Rを装着してみることに決めた。

ここまで一気に手を入れたDS3だが、走ってみた感想は希望通りのポジションとハンドリングに仕上がり、満足度は100%近くに達している。

特に17インチ化とポテンザ RE-71Rへの変更は効果大で、18インチの時とは比べものにならないコーナーリングスピードとコントロール性を発揮してくれるようになった。

ローバーミニでの競技を止めて今年でちょうど20年になるのだが、あの頃を思い出せるような楽しいFF車に出会えたことに幸せを感じている(笑)

この時期、日曜祝日の早朝には毎週伊豆スカイラインまでドライブを楽しんでいるので、見かけたら煽っていただ・・・
いや声をかけていただければ嬉しいです(笑)

シートはスパルコ EVO LF
レカロのフルバケットシートよりもクッション材は少し多く使用されている感じで、サイドサポートの深さはSP-GとRS-Gの中間くらいである。

アクセルペダルは一般の方?が作製し、ヤフオクで販売されていたものを購入。
自分好みに加工して取りつけた。
フットレストは姉妹車のプジョー208GTi用を流用している。

ホイールはブレーキキャリパーとのクリアランスを考慮してOZレーシング スーパーツーリズモ-LM マッドグラファイト。
ちなみにサイズは7.5J-17 インセット20である。
タイヤはポテンザ RE-71R 215/45-17を選択。
純正サイズよりワンサイズ大きくしたことにより、高速からのブレーキングが安定するようになった。

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