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イギリスが誇るライトウエイトスポーツ ロータス エキシージS

964RSとは違うカテゴリーの車になるが、その違いを感じながら、自分好みのマシンに仕上げていく過程を日記として紹介!

    リバウンドストロークについて

2014年4月17日

リバウンドストロークについて考えてみた。

ショックアブソーバーは車がリフトアップされている状態(0G)では伸びきっているが、リフトから降ろすと車量が加わり縮んだ状態(1G)になる。

この0Gから1Gまでの長さがリバウンドストロークである。

このリバウンドストロークが短いと、路面のうねりや凸凹でサスペンションが伸びきった時に、タイヤが路面から離れてしまいバタつきが発生するのである。

特に極端な逆バンクコーナーであったり、コーナーリング中にギャップに乗ったりすると、イン側のタイヤが持ち上げられてしまい、アウト側のタイヤしか路面に接地していないような状態になる。

まさに、先日のテスト走行でフロントの路面追従性の悪さを感じたのは、これらの現象が起こっていたのだと考えられる。

エキシージの場合、ショックアブソーバーを交換される方のほとんどはサーキット走行を前提にされているようで、アフターパーツメーカーではリバウンドストロークを少なくする傾向にある。

凸凹の少ないフラットなサーキットではそれで正解なのだが、ワインディングがメインとなると違ったセッティングが必要になってくる。

実際、エキシージの純正ショックアブソーバーは公道での使用を考慮して、フロントリア共にタイヤとフェンダーの間隔で40mm以上のリバウンドストロークが設けて
ある。

そう考えるとタイヤとフェンダーの間隔で30mm以上は欲しい。

当初はその設定でショックアブソーバーを作製してもらったのが、フロントはアッパーブラケットを交換する必要があったため、その数値が狂ってしまったのだ。

交換したアッパーブラケットは、純正ブラケットより少し上へオフセットされていたため、リバウンドストロークはタイヤとフェンダーの間隔で18mmとなってしまった。

サーキットなら18mmでも問題なさそうなので、一度試しに走ってみることにしたのだが、結果は前回の日記通り・・・

そこで再度フロントショックアブソーバーを外し、QRSにて仕様を変更してもらうことにした。

変更内容は全長を長くしてヘルパースプリングを装着、もちろんバンプラバーにタッチするまでのストロークも確保できるという条件である。

これで当初希望していた設定とほぼ同じになった。

どのように走りが変るのか楽しみだ。

ヘルパースプリングを外すと、リバウンドストロークはタイヤとフェンダーの間隔で18mmになってしまった。
     
ショックアブソーバーの全長を15mm長くして、ヘルパースプリングを装着することで、30mm以上のリバウンドストロークを確保した。
これで当初の設定に戻った。

フロント車高
1Gでタイヤとフェンダーの間隔は18mmにした。
     
リフトアップするとタイヤとフェンダーの間隔は54mmになる。

リア車高
1Gでタイヤとフェンダーの間隔は20mmにした。
     
リフトアップするとタイヤとフェンダーの間隔は58mmになる。

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