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    アリアント リチウムバッテリー

2021年3月7日

アバルト595の更なる軽量化を目指し、次にやってみたかったのがリチウムバッテリーへの交換である。

標準装着されているバッテリーはサイズは、長さ205mm×幅175mm×高さ190mmとなり、重量は約13Kgもある。

そこで同レベルの性能を発揮できるリチウムバッテリーを調べてみたところ、現状では最も小さく軽いと思われるアリアントを使ってみることにした。

このアリアントだが今回使うのは X7Rという最新モデルで、サイズは長さ148mm×幅67mm×高さ133mm、重量はわずか約1.7Kgしかない。

これにターミナルやマウントキットをプラスしてもトータルで2Kgくらいにしかならないため、交換するだけで約11Kgもの軽量化となる。

リチウムバッテリーはデリケートな特性のため、従来の鉛バッテリーに比べると様々な制約がある。

例えば、外気温が5℃を下回るような環境下になると、バッッテリーを構成するセルの化学反応スピードが著しく低下し、セルスターターを回すのに十分な電圧が導き出せなくなる。

そのような場合は、セルスターターを回す前にヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーランプを点灯させるなどの電気を使うことによって、活性化させる必要がある。

また電圧が8Vを下回ったり、充電電圧が14.6Vを超えたりすると、セル本体にダメージを受け、使用不能になる可能性がある。

そのため市販車にはまだまだ積極的に採用されていないのが現状だが、アバルト595は走ることだけに特化した使い方しかしておらず、充電環境や車両の保管状況が整っているため、問題はないだろうと判断し使ってみることにした。

さてこの11Kgの軽量化、効果が分かるのか?

本日早速、テスト走行してきたのだが、走り出した瞬間からステアリングの応答が速くなり、フロントの動きが明らかに軽くなったのが分かる。

特に連続するS字区間では、左右に切り返した際のロールが残る感じが減り、クイックに曲がるようになったため、コントロール性が向上し、これまで以上に楽に走れるようになった。

この効果を体験すると、バッテリーのメンテナンスを怠らず保管状況さえ整えば、費用対効果はかなり良いと思う。

964RSと4Cにも使ってみたくなった。

純正バッテリーとアリアント X7Rとの比較
純正バッテリーの重量約13Kgに対して、アリアント X7Rはバッテリー本体にターミナルやマウントキットをプラスしても合計で2Kgにしかならないため、約11Kgの軽量化となる。

アリアント X7Rにターミナルとマウントキットを装着
このマウントは欧州車用のDIN規格バッテリーと入れ換えるためのキットである。

純正バッテリーはクライスラー系と同じモパーブランドが使用されている。
エンジンルーム左側の3分の1を占領しているのだが、この位置での軽量化は車の動きに大きな影響を与えるに違いない。

アリアント X7R
イタリアのエルザ ソリューションズ社が生産しているリチウムバッテリー。
アリアントのホームページによると“レーシングコンストラクター・ダラーラの依頼に基づき開発した生粋のレーシングバッテリーで、モータースポーツでの使用はもちろん、スポーツ志向のお客様にもおすすめできる逸品”と記載さている。

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