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    ECUチューニング

2019年8月10日

私の595は、これまでルーテシア3RSのオーナーさんと一緒に走る機会が多かったため、軽量化とマフラー、エアフィルター交換によって、ほぼ互角の戦闘力を身に付けていた。

ところがそのオーナーさんがFD2シビック タイプRに乗り換えてしまったのである。

595でついて行けるのだろうか?

早速、後追いしてみることになったのだが、結果は予想通りの完敗で、特にストレートではみるみる離されてしまう結果となり、そのあまりの大差に595への情熱が冷めてしまっていた。

より戦闘力の高い車に乗り換えることも考えたのだが、595の可愛さが魅力的で手放すことができなかった。

そこで微かな希望を抱いてECUチューニングをしてみることに決めた。

サブコンはメインECUに誤信号を送ってパワー制御を行うため、メインECUを超える戦闘力アップは期待できないと思っている。

また安全マージンの設定によっては、フルパワーで走れる時間が短い可能性が高く、瞬間的にしか出ないフルパワーであれば意味がない。

そこでフルパワーが持続できるギリギリのラインで、現車合わせでECUを書き換えてもらうことに決めた。

いろいろと調べてみた結果、イタリアに本拠地のあるDIM SPORT社のチューニングデーターに書き換えて貰うことに決め、車両をお持ち込む段取りまでしたのだが、 車両の仕様を伝えるとECUだけ外して送ってもらえればデーターの書き換えができるので、まずはそのまま乗ってくださいとのこと。

それで納得できなければ、現車合わせしましょうとの提案があり、ECUだけ外して送ることになった。

それから待つこと二日、戻ってきたECUを取り付けて走ってみた結果だが、595のエンジンは全くの別物になったのだ。

これまでの595は、3速4速でアクセルを一気に踏み込むと純正ブーストメーターが瞬間的に1.5barまで上がるのだが、その後すぐにタレてしまって1.0bar以下まで低下するといった状態だった。

ところがチューニング後の595は、同じようにアクセルを踏むと瞬間的に1.75barを指し、1.5barで持続してくれる時間が長くなった。

またチューニング前はコーナーリング中にESCが介入してアクセルを踏んでも反応しなくなることが多かったのだが、その症状が少なくなり、コーナーリング中でも加速してくれるようになった。

そのような設定なので、当然ストレートでの速さは以前とは比べ物にならず、FD2シビック タイプRにも、なんとかついていけるレベルになったのである。

現車合わせでなくても十分に満足できる速さを手に入れたのだが、しかしこの速さもコース中盤まで維持するのが精一杯で、後半は出力が低下し、全コースついて行くのはかなり厳しい。

そうなると次は大型のインタークーラーが必要ということになってくるのだが、その前に車高調整式サスペンションも欲しい・・・

キリがない(笑)

595のメインECUはエンジンのすぐ横、バッテリーケースと共締めされて装着されている。
私のコンペティツィオーネはBOSCH製でME17.3.0というタイプらしい。

595コンペティツィオーネのエンジンはオリジナルで、最高出力180ps/5,500rpm、最大トルク25.5kg-m/3,000rmpである。
ECUデーター書き換え後は、最高出力210ps/5,000rpm、最大トルク36kg-m/4,000rmp以上になっているそうだが、その数値に偽りはないようだ。

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