|
憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
|
|
 |
|
2009年2月8日
RSのエンジンは、Carrera2や4のエンジンよりも、レスポンスに優れている。
これはバランス取りされたエンジンと、軽量フライホイールのためである。
そのシャープなレスポンスも、ガンガン走らせるには有効だが、のんびり走りたい時は、少々疲れてしまう。
Carrera2や4で、RSクラッチに交換してある車も同じだが、アクセルを少し踏み込むだけで、針は一気に3,000rpm以上に跳ね上がり、瞬時に回転が落ちる。
この落ち込みの速さがくせ者で、のんびりシフトアップしていると、回転が合わず、ぎくしゃくすることになる。
そこで、のんびり走るための裏技を紹介したい!
エアコンコントロールユニットを利用するのである。
RSは、エアコンがないので、空調コントロールユニットになるのだが、このコントロールユニットは、室内の空調だけを制御しているものではなく、エンジンの温度管理まで行っている。
オイルクーラーファンはもちろん、エンジン左側にあるエンジンヒーターブロアやエンジン回転の落ち込みまで制御している。
このコントロールユニットが、非常に高価な理由も分かる。
温度調整ダイヤルをクール側にしていれば、エンジン回転の落ち方はシャープで、スムーズな動きをする。
ところが、ヒーター側にすると、エンジンの回転落ちは、ゆっくりになり、のんびりシフトアップしてもぎくしゃくしなくなる。
のんびり走る時には、この方法を使っているが、非常に楽である。
Carrera2や4でも、何台か試してみたが、エアコンコントロールユニットが正常なら、全て同じ状態になった。 これは非常に不思議なのだが、実際にそうなるのである。
最近、エンジンレスポンスが悪いなと感じている方は、それが原因かもしれないので、ぜひ試してみてほしい。
|
 |
空調コントロールユニット
室内の空調だけではなく、エンジンの温度管理まで行っている。
|
 |
温度調整ダイヤル
18℃以下にすると、エンジンレスポンスが、シャープになり、24℃以上にするとゆっくりになる。
|
戻る
次へ |
|
|
|
|
|