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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2006年7月21日
ミッションオイルの良し悪しの判断は明確で、品質の落ちるオイルで、ハードに走行すると、油温が上がりギアが入らなくなってくる。
特にシンクロのあまり強くない古い車や、磨耗のすすんだミッションだと、高速道路を普通に走行するだけでも、シフトチェンジが渋くなることがある。
特に86年までの911に使用されていた915ミッションは、強くないので高性能オイルをおすすめしたい。
私のRSに使用しているミッションオイルは、MOTULのGEAR FF-LSD TYPEUである。
このオイル、かなり優れている。
100%化学合成 粘度75W−90 リッター¥3,900である。
高性能なミッションオイルに有りがちな、シフトタッチの硬さや渋さはなく、冷間時から高温時まで、極普通にシフトチェンジができるのが特徴である。
問題のないミッションには耐久性アップの保険として、シンクロの痛んでいるミッションにはギア鳴りの防止策として抜群である。
実は今回、MOTULから新たなミッションオイルが発売された。
GEAR COMPETITION
100%化学合成 粘度はなんと75W−140 リッター¥5,000もする。
MOTULの営業マンがテストしてほしいと持参したので、早速RSに使用することにする。
サーキットは走っていないので、ワインディングを走り込んだインプレだが、GEAR FF−LSD TYPEUと比較すると、シフトタッチに粘り感が出た。
RSのシフトには若干の引っかかり感があるが、それがマイルドになった。
GEAR FF-LSD TYPEUでも全く不満がなかったのだが、COMPETITIONと比べるとGEAR FF-LSD TYPEUのシフトタッチは、あまりに快適すぎて、頼りないと感じられるようになってしまった。
オメガやオベロンのような高粘度オイルのタッチを好まれる方には、COMPETITIONの方が良いかもしれない。
サーキットユースには、COMPETITION
ストリートユースには、FF-LSD TYPEU
いずれにしても、性能的には大差ないと思うので、どちらを選ぶかは、好みの問題だろうと思う。
ただCOMPETITIONは、極限までハードに走らなければ、オーバークオリティなのは確かだ・・・
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MOTUL GEAR COMPETITION
100%化学合成 75W−140
ミッションオイルの最高峰
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