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    日 記

憧れだった964RSレーシング

メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!

    964RSへの思い

1994年秋

私は当時、外車専門雑誌の広告代理店に勤めていたのだが、雑誌の取材ということで964CUPに乗るチャンスをいただいた。

ポルシェのレーシングカーに乗るのは初めてで、凄く緊張していたせいもあってか、メタルクラッチが上手く操作できず、何度もエンストしたのを覚えている。

とにかくレスポンスが素晴らしく、本当にOHCエンジンかと思うくらい感動し、その時の964CUPが、頭から離れなくなってしまった。

そして1995年春

大阪にあるアートスポーツから、964CUP用のボディを使用した、964RSレーシングの新車があるので買わないかとの話をいただいた。

しかもリーズナブルな価格設定で、確か¥800万くらいだったと記憶している。

実はその車は、マカオのレース好きな人達が、レースをしようということになり、各車色違いで19台注文された車だった。

結局レースは開催されず、注文された19台が宙に浮いたため、アートスポーツが全車まとめて買い取ったものだった。

しかし、現実的にはとても手が届かず、聞き流すしかなかったのを覚えている。

あれから10年

ポルシェショップ店長になった今、あの時の感覚が忘れられず、964RSかRSレーシング、もしくはあの時の964CUPに乗りたいと思いを巡らせていたのだった。


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