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一緒に走ったり、試乗させていただいた車や、プロデュースさせていただいた車を紹介

また長年走ってきた経験から、ムラポの持論も公開している

    プジョー RCZ R その1

2014年12月末日

快適に乗れて通勤にも買い物にも使えて、お天気が微妙な早朝でも箱根を楽しむことができる。
そんな車が欲しくてたまらない。

以前はGRBインプレッサがその役目を果たしてくれていたのだが、今はそんな都合のよい車をもっていない。

希望としては、エンジン出力は200ps以上で車重が1,500kg以下、自由自在に操れればFWDでもRWDでもAWDでも駆動方式は問わない。

アウディTTS/S3/S1、VWゴルフGTi/R、ルノーメガーヌRS、プジョー205GTi、アバルト595、BMW M235i、A45 AMG、WRX STI、トヨタ86等・・・

いろいろ調べた結果、希望にぴったりの車を見つけてしまった。

それがプジョーRCZの最強バージョンRCZ Rで、ポルシェでいうとRSみたいな存在である。

プジョーといえば、今やちょっとセレブでお洒落な小型車というイメージが強くなってしまったが、私にとってのプジョーはグループB時代の205T16や、パイクスピークヒルクライムでコースレコードをマークした208T16といったモンスターマシンを作り出すメーカーというイメージなのだ。

それらのモンスターマシンを手がけるのがプジョースポールであり、そのプジョースポールが本気でチューニングしたのがRCZ Rである。

RCZはそもそも308をベースに作られたクーペであるが、そのハンドリングの良さからヨーロッパではRCZ RACING CUPと呼ばれるワンメイクレースが開催され専用のCUPカーが販売されている。

もちろん企画運営を行っているのもプジョースポールである。

それらのノウハウを市販車にフィードバックしてチューニングされたのだから楽しくないはずがない。

雑誌やネットで情報を集めてみると、ルノーメガーヌRSと比較されることが多いのだが、メガーヌRSといえばニュルブルクリンクでのFF最速タイムをマークしている。

筑波サーキットでの比較テストではほぼ互角のタイム(7秒台)をマークしているので、RCZ Rへの期待はいっそう高まる。

またある自動車評論家が、誰もが納得する優等生ではなく乗り手を選ぶ車だが、そこにこの車の価値があると評価している。

そこまで評価の高いプジョーRCZ Rとはどんな車なのか?
どうしても乗ってみたい!

ということで実際に走らせてみることにした。

日本国内では150台の限定販売で左ハンドル6速マニュアルのみの設定である。
カラーはホワイト、ブラック、レッドの3色。
サイズは4295×1845×1350mmで車重は1340kgとなる。
ルーフとドアミラーはブラック塗装することによってワイド&ロー化を演出している。
車輌価格は540万円である。

ダブルバルブルーフと呼ばれるルーフからリアウインドウにかけてのラインは本当に美しい。
そのため、この車がミッドシップやオープンボディだと思っている方が多いのだが、実際はFFのクローズボディである。
リアスポイラーはスタンダード車が電動で可動するタイプであるが、Rは大型の固定タイプとなる。
マフラーは排気効率の良さそうなツインエキゾーストに変わりアンダーディフューザーが装備されている。

インテリアは随所に赤いステッチを用いてスポーティさを演出。
シートはナッパレザーとアルカンタラを組み合わせたバケットタイプでデザインはもちろんホールド性も素晴らしい。
ステアリングにも赤いステッチが施されスポーティなD形状となる。
シフトはショート化されアルミのノブが装備。ペダルにもアルミのカバーが装着されている。

エンジンはBMWと共同開発した1.6リッター4気筒ターボでミニと共通だが、シリンダーブロックは特殊な熱処理によって剛性をアップ、F1マシンレベルの鍛造ピストン、インコネル合金のコンロッド、メタルベアリングにはポリマーコーティングを施しタービンを大容量化。
エキゾーストマニホールドとハウジングも専用設計した結果、圧縮比9.2の最大ブースト1.6barで270ps/6000rpm、33.6kg-m/1900-5500rmpのトルクを可能にした。
市販車としては驚異的なハイチューンドエンジンとなっている。
ミッションは若干ローギア化されたクロスレシオでトルセンLSDが装備される。

サスペンションはスプリングとダンパーの変更により、車高はスタンダード車よりも10mm下げられる。
フロントはストラット、リアはマルチリンクではなくトーションビームであるにもかかわらず高次元でのコーナーリングを楽しめる。
Rのマークが付いたホイールは9J-19インチの専用品で、グッドイヤー イーグルF1 アシメトリック2 235/40を履く。
フロントブレーキはアルコン モノブロックキャリパーに380mmディスクを装着、リアキャリパーはピストン径の見直しが行われているようだ。

フランスはもちろん、ヨーロッパ各国ではRCZのワンメイクレースが行われている。
ユーチューブ等に動画がアップされているが、その走りを見るとRCZの実力は素晴らしい。

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