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一緒に走ったり、試乗させていただいた車や、プロデュースさせていただいた車を紹介
また長年走ってきた経験から、ムラポの持論も公開している
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先日、椿ラインでルノークリオカップに乗せていただく幸運に恵まれた。
このルノークリオカップ、ルノーがワンメイクレース用に作ったスペシャルで、ナンバー登録して公道を走れる車は、日本に2〜3台だそうだ。
可愛い外観とは裏腹に、張り巡らされたロールケージとタイトなロールバー、後付けされたスピードメーターに、サイドブレーキも装備されていないスパルタンな室内だ。
それと一番の驚きは、シーケンシャルミッション!
手前に引けばアップ、押せばダウン
電気式ではなく、機械式の本物レーシングミッションでストレートカットギア仕様だ。
早速、試乗させていただく。
ストロークの短いクラッチを踏み込みローギアに押し込むと、デジタルタコメーターのインジケーターに「1」と表示される。
ゆっくりとクラッチを繋いでいくと、いきなりエンスト!
エンジンを再始動させもう一度・・・またエンスト?
小排気量のメタルクラッチは難しく慣れが必要だ。
エンジン回転をもっと上げて、少しラフにクラッチミートする方が良いようだ。
ローギアで4,000rpm、セカンドにシフトアップするとインジケーターの表示が「2」に変わる。
なんとなくゲームのようだ。
ストレートカットミッションが、うなり音をあげ、室内に共鳴する音は尋常ではない。
私のRSもうるさいが、それ以上かも・・・
サスペンションはかなり締め上げられているため、路面の悪い椿ラインでは、かなり跳ねる。
6,500rpmで3速にシフトアップ、やっぱりゲームみたいだ。
そのまま1つ目のコーナーへ
軽くブレーキ、3速のままステアリングを切り込むと、瞬時にノーズが入る。
めちゃくちゃダイレクトだ。
立ち上がりで4速にシフトアップ、かなり速度がのる。
次のコーナーに向けてフルブレーキ!
強烈な減速!車体の軽さもあるが、コントロールしやすい素晴らしいブレーキ。
今度はフロントに過重を残して、ステアリングを切り込む。
フロントはシャープに入るが、リアが跳ねてどこへ飛ぶかわからない。
タイヤは、アドバンネオバを装着しているが、グリップ感が伝わってこない?
めちゃ恐い!
コーナーへのアプローチやアクセルワークを変えて、いろいろ試してみる。
どうやらクリオカップは、コーナー進入でスパッと向きを変え、アクセルオンで立ち上がると安定するようだ。
典型的なFFのレーシングカーセッティングで、私が以前レースを楽しんでいたミニによく似たハンドリングで、慣れてくると面白くなってきた。
ただこのような走り方をすると、ワインディングではかなりリスキー!
サーキットで本領を発揮するセッティングになっている。
ワインディングを速く走るには、セッティングが必要なようだ。
アライメントやタイヤの選択を変えるだけでも、かなり楽しめるようになると思う。
今回は、とても良い経験をさせていただいたクリオカップオーナー様に感謝!
ありがとうございました。
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ルノー クリオスポーツ カップ
外観は、スタンダードのクリオと同じ
サーキットユースの足廻りは、かなりハードに締め上げられている。
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ロールケージにフルバケットシート
スパルコのステアリングにシーケンシャルパターンのシフトロット
まさにレーシングカーである。
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