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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2014年4月21日
現在、ロータスエキシージにクアンタムサスペンションを装着して、セッティングを行っているのだが、サーキットメインのサスペンションはロードメインのサスペンションに比べ、リバウンドストロークが極端に少なくしてある。
そこで964RSに装着されているクアンタムサスペンションのリバウンドストロークについて、改めて考えてみることにした。
車のサスペンションはリフトアップされている状態(0G)では伸びきっているが、リフトから降ろすと車量が加わり縮んだ状態(1G)になる。
この0Gから1Gまでの長さがリバウンドストロークである。
このリバウンドストロークが短いと、路面のうねりや凸凹でサスペンションが伸びきった時に、タイヤが路面から離れてしまいバタつきが発生するのである。
特に極端な逆バンクコーナーであったり、コーナーリング中にギャップに乗ったりすると、イン側のタイヤが持ち上げられてしまい、アウト側のタイヤしか路面に接地していないような状態になる。
凸凹の少ないフラットなサーキットではそれでも良いのだが、ワインディングがメインとなると違ったセッティングが必要になってくる。
実際、964RSの純正ショックアブソーバーは公道での使用も考慮して、フロントリア共にタイヤとフェンダーの間隔で30mm以上のリバウンドストロークが設けてある。
それでは私の964RSはどれくらいの長さを確保してあるのか?
その長さだがフロント24mm、リア44mmである。
フロントは短いように感じるが、サスペンション構造とレバー比、ショックアブソーバー容量と縮み側ストローク量をバランスさせ24mmと設定してある。
逆にリアは長いように感じるが、こちらもサスペンション構造とレバー比から検討し、40mm以上のストロークが必要だと判断しての設定である。
サーキットメインなのかロードメインなのか、その使用条件に応じてサスペンションの設定はかなり異なるので注意が必要だ。
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フロント車高
1Gでタイヤとフェンダーの間隔は18mmである。 ↓ リフトアップするとタイヤとフェンダーの間隔は42mmになる。 |
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リア車高
1Gでタイヤとフェンダーの間隔は18mmである。 ↓ リフトアップするとタイヤとフェンダーの間隔は62mmになる。 |
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