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憧れだった964RSレーシング
メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!
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2012年4月8日
いよいよ本格的に箱根を楽しめるシーズンとなった。 それに伴い、昨年末に交換したクアンタム T3-CRのセッティングを始めた。
減衰力アジャスターをQRS基準値に設定してスタート
まずは高速コーナー中心のターンパイクへ
3速4速でコーナリングしていく。 路面の大きなうねりは旧T6−RMよりしなやかに吸収し、突き上げ感はないのだが、細かな凸凹では跳ねてゴツゴツ感が出る。 ただ、この動きは好き嫌いのレベルで、私には心地良いゴツゴツ感である。
その後、低速コーナー中心の椿ラインへ
2速中心でコーナーリングしていく。 高速コーナーで感じたゴツゴツ感は感じないのだが、逆にしなやかすぎてスムーズに動くため、良い意味で面白みに欠ける。 これは贅沢な感想である。
そして最後は、伊豆スカイラインへ
3速4速中心のコースだが、上りきって下りながらコーナーに入るような荷重の抜けやすいシュチュエーションや減速帯のある区間が多く、旧T6-RMではブレーキングでABSが介入しすぎたり、いきなりフロントが逃げ出すようなことがあったので、どう変わったのか期待大である。
まず感じたのは、フロントが固すぎる印象である。
旧T6-RMよりは気持ち良く走れるようになったのだが、やはりターンパイクの高速コーナーで感じたゴツゴツ感がフロントに感じられる。
フロントの減衰力が強すぎるのか? そこで下記のようにフロントの減衰力を調整してみることにした。 ちなみにハイスピードの減衰力は基準値のままである。
【フロント ロースピード 基準から4ノッチ弱める】 フロントのゴツゴツ感は残ったまま、コーナーの切り返しではステアリングが軽くなり、フロントの接地感が分かりにくくなってしまった。 ↓
【フロント ロースピード 基準から2ノッチ弱に戻す】 まだフロントの接地感が分かりにくい。 ↓
【フロント ロースピード 基準から2ノッチ強める】 フロントの接地感は増したのだが、ゴツゴツ感がひどくなった。 ↓
【フロント ロースピード 基準に戻す】 やはりこれがベストのようだ。
このゴツゴツ感の原因だが、もしかするとフロントではなくリアかもしれない? そこで今度はリアの減衰力を調整してみることにする。
【リア ロースピード 基準から4ノッチ弱める】 フロントのゴツゴツ感は変わらないまま、路面の大きなうねりではリアの収まりも悪くなり、立ち上りでアンダーが強くなってしまった。 ↓
【リア ロースピード 基準から4ノッチ強める】 かなりいい感じ。 フロントもリアも適度にロールし、切り返しでロールが残ることはない。 フロントのゴツゴツ感は少なくなった。
フロントだと思っていたゴツゴツ感は、リアの減衰力を強くすることで、かなり改善された。 リアでこれほど変わるとは思っていなかったのでびっくりである。
そこでQRSに聞いたところ、今回のT3-CRの仕様は旧T6-RMに比べると、フロントはほぼ同じ減衰力、リアはおよそ半分の減衰力になっているそうだ。
やはりリアの減衰力を強くすることで、ゴツゴツ感が減ったと感じたのは間違いなかったようだ。
ただ今回のT3-CRは旧T6-RMに比べ、コーナー立ち上がりで、よりアンダー傾向が強くなったように思う。
その状況でリアの減衰を強めることは、よりアンダーステアを助長することになるため、なんとかフロント側の減衰調整でゴツゴツ感を抑えられないかと思っている。
とりあえずもう一度、リアの減衰力を基準値に戻して、フロントでベストを探ってみたい。
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フロント ロースピードアジャスター
本体下のつまみを回して調整する。
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リア ロースピードアジャスター
インナーロッド中央のつまみを回して調整する。
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